美術の加藤先生
あたりまえのようにする洗顔だが、
小学生のころ、寝ぼけ顔で目やにをつけて学校へいったら、美術の先生と出くわし、
さすがの観察眼、お前、顔を洗ってきたかと言われ、首を振ると、首根っこをつかまれ、
用務員室の蛇口をひねり、ジャバジャバと顔を洗ってくださった。一変で目が醒めた。
小学生のころ、寝ぼけ顔で目やにをつけて学校へいったら、美術の先生と出くわし、
さすがの観察眼、お前、顔を洗ってきたかと言われ、首を振ると、首根っこをつかまれ、
用務員室の蛇口をひねり、ジャバジャバと顔を洗ってくださった。一変で目が醒めた。
輝く
洗顔で救われるというと大げさに聞こえるが、本当に随分と気持ちが切り替わる。
気持ちが切り替わったと言っても、単にスッキリと気分転換をすることでない。
たいせつなものの確認作業だと思う。それは、ものではないし、作業でもないのだが。
造次顛沛、行住坐臥、行持する、されているものだと思っている。
気持ちが切り替わったと言っても、単にスッキリと気分転換をすることでない。
たいせつなものの確認作業だと思う。それは、ものではないし、作業でもないのだが。
造次顛沛、行住坐臥、行持する、されているものだと思っている。
この行をすると今は亡き友人の顔が浮かんでくる。