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習気(じっけ)

忌み言葉

その昔、共同作業をすることがあり、皆でどうしようかと相談していると、
あ~んな酷いことになる。こ~んな失敗をすると口にした途端、またそんなことを言う、と止められた。
みな、真面目で言霊を大切にする人たちだった。そしてやさしい人たちだった。
長い時間、話して、疲れてくると、つい、緊張を解すためにとの理屈で、しょうもないことを言いたくなる。
不謹慎なことを言いたくなる。こどもの時からだ。
その負の予想、結構当たりましたから、なおさら周囲を不愉快にしていた。

原因と結果

それらの失敗は回避可能だったのか不可避だったのか、口にしたから招いたのか、
準備・努力不足はなかったのか、準備・努力が足りていることは少なかった。
私は、早とちりで思い込む。これで大丈夫と思い込むと、もう周囲を見渡さず、必要な段取りもそこそこに、早く成果が欲しくて独りよがりに関係者を置き去りにして突っ走る。
実は、成果というより、評価が欲しかった。

内と外のもの

評価は、自分のもの、延長線上、身の内感があるが、成果にはさほど身内と感じない。自分の外にあるものという位置づけなのだ。
だから、成果を出すために、手塩にかけて、こんなに努力したのに…とはあまり思わない。
尤も、自分の都合で適当に、身の外に成果をつくっていたからかもしれない。
それ(成果)、使わなくなったからもういらない、と言われても、え~という間に切り替わる。身の外だからというより、評価を得るための手段に過ぎなかったからかもしれない。

目的と手段

手段が目的となってしまう。やることに意義を持ってしまうと云う履き違えはよく聞くが、目的が手段とは、どれだけ褒められたいのかと思う。
だから、次は、何をしようか、何を評価されようかと、切り替えられる場合が多い。
あっさりしていると言えば言えるが、成果を出すこと、目的・理念に対して憶い、敬意、愛情がたりない、無責任なのだと思う。
だから、周りの関係者を思い遣らず、皆で一つの目標に向けて集中している時に、身勝手に周りを不快にさせる軽口を平気でたたけるのだと思う。

言いわけ

悪気はなかったとの言い訳は、言わぬようにしたい。
その前に軽口をたたいて、他を不快にしても、私はよいのだという思い上がりを改めたい。
その行為の目的、理念、志がどういうことなのか、しっかりと感受して大事にしていきたい。
この習気(じっけ)、習性、バカなことと気づいて嫌悪して去るしかないと思う。

 

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