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明るい声の主

 ローソンの駐車場で受けた電話

今日は友人の命日だ。亡くなったのは13年程前になる。
その前の年の秋口だった。夜9時過ぎ、車で移動中のところに普段は電話してこないのに電話がきた。
坂の途中のローソンに駐め、何かと思って出ると、めずらしく明るい声で、肝臓がんになったと告げた。
がんに恐怖心もないし、治ると思うし、がんばって治そうと思うと。
屈指の外科医に手術してもらうことになったが、胃潰瘍が見つかり、ひと月先に伸びた。
開けたら、がんがんで執刀医はそのまま閉じた。
開けただけだったから、元気にしていた。
その後、日本で最高峰と言われていた化学療法の教授を受診したが、持参したレントゲン写真を全く見なかったそうだ。
容体は厳しくなり、結局、日本一の名医、幕内雅敏先生のところに入院した。

先輩から聞いたこと

そこで見舞いに来た職場の先輩と話をすることができた。
職場では、優秀なナンバー2であって、その優秀さゆえにトップが手放さなかった。
激務で疲労をため込んでいたようだ。
その先輩は独立を強く勧めていたが、独立することはなかった。
彼は、サーブを乗り継いでいて、おしゃれな感じとか、流行を追うタイプではないので、サーブに乗る人なの?とずっと疑問だった。
お父さんが貿易商でボルボに乗っており、彼も学生の時からずっとお父さんのボルボに乗っていたそうだ。それで、同じスウェーデン車のサーブを乗り継でいたのだと知った。

お見舞い

職場では厳しかったようで、お見舞いの寄せ書きのほとんどに「叱られた」と書かれていた。彼は部下たちからきつい一撃をお見舞いされた。私には気づけない一面だった。

面会することも厳しくなり、薬石効なく、亡くなった。
その年だったか、お母さんも後を追うように亡くなられた。
理性的で落ち着いたやさしい人柄の裡に、激しいものがあったのだと思う。

合掌

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