母の日
小学生の頃、母にべっ甲の数百円の小さな亀、銭龜を贈った。
母は、とても喜んでくれた。
こどものころは、母は、お金が好きなのだと思っていたから択んだのだけれど、本当に大好きだったのは、大切にしていたのは、姉と私のことだった。気づいたのは亡くなってからだ。
なんと親不孝な…
その銭龜、母は大事にしていたようで、母が最後に使っていた財布の中にしまってあったのが出てきた。
今でも母の遺影の前にいる。
すこし首をもたげていたが、長年、財布の中で過ごしたせいか、折れていた。
私がレジンで補修した。
母も、維摩会 春秋館に御縁を頂きました。有難いことです。それが最大の親孝行だったか。
松任谷由実じゃないけど
母の昔話で一番驚いたことは、実家の庭で象に乗ったことがあるという話だ。
実家は貧乏で、とびきり有能(右総代、全甲の成績)な一番上の姉が給与を全て神棚に上げると、
父親がパンパンと、手を打って下げるという話を聞かされていた。
なので、副業で写真屋をしていた。家に暗室があったとは聞いていたが…
ある時、町にサーカス団が来て、動物も一緒に写真を撮りに家に来た。
田舎の家なので、庭は広い。
サーカス団が連れて来た動物のなかに象さんがいて、
母はその背に乗せてもらって庭を一周したことがあると言った。
凄く、驚いた。
自宅の庭で象に乗るのは、インドやスリランカの富豪だけだと思っていた。
日本で、実家の庭で象に乗ったことがある人はそうそう居ないと思った。
ああ、写真が残っていれば…
グルニエを探せば出てくるのか。
実家は貧乏で、とびきり有能(右総代、全甲の成績)な一番上の姉が給与を全て神棚に上げると、
父親がパンパンと、手を打って下げるという話を聞かされていた。
なので、副業で写真屋をしていた。家に暗室があったとは聞いていたが…
ある時、町にサーカス団が来て、動物も一緒に写真を撮りに家に来た。
田舎の家なので、庭は広い。
サーカス団が連れて来た動物のなかに象さんがいて、
母はその背に乗せてもらって庭を一周したことがあると言った。
凄く、驚いた。
自宅の庭で象に乗るのは、インドやスリランカの富豪だけだと思っていた。
日本で、実家の庭で象に乗ったことがある人はそうそう居ないと思った。
ああ、写真が残っていれば…
グルニエを探せば出てくるのか。