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国連も分からないウクライナ情勢

1000人をバス2台で避難させる

5月1日のBBSの報道によると、5月1日時点で約1000人の民間人が製鉄所内にいる。
その1000人をなぜ、たったバス2台で避難させようとしたのか不明だ。瓢箪から駒ではなく、駒を瓢箪に入れろという話だ。
調べてみたが、どう、国連と赤十字が避難計画を進めようとしていたのか、連日報道がなされ、情報が多いはずなのに分からなかった。
8日には、ロシア、ウクライナ双方がすべての民間人が避難したと発表している。
避難の2回目、3回目の状況がつかめなかった。もうすべての民間人が避難を終えているのなら、移送の安全確保の為、情報を出さないということはないはずだ。
10日ロイターは、 ウクライナ南東部マリウポリの市長側近は10日、ロシア軍が攻撃しているアゾフスタリ製鉄所に少なくとも100人の民間人が取り残されていると述べた。
すべての民間人が避難したと発表することは、ロシア、ウクライナ側、双方の利益になるのだろう。

BBCは

ウクライナ南東部マリウポリの製鉄所の地下から出られなくなっていた民間人について、ゼレンスキー大統領は1日、第1陣として約100人がロシアやウクライナが支配する地域に避難したと明らかにした。

まだ多数が製鉄所に

国連は、市民を避難させる「安全な通行作戦」が先月30日に始まり、赤十字国際委員会と協力して進めていると発表した。
同日朝には避難用の車列が到着したとしたが、作戦の安全が脅かされる恐れがあるとして、行き先や避難人数などは公表しなかった
ロイター通信の映像には、製鉄所から出て来た女性や子どもたちが、助けを受けながらがれきの上を歩き、窓のないバスに乗り込む様子が映っている。
生後半年の赤ちゃんを連れた女性は、製鉄所に2カ月間、閉じ込められていたと話した。別の年配の女性は、食料が無くなっていたと述べた。
ウクライナ当局は、製鉄所への砲撃について、ロシア軍が1日に短時間停止した後、再開したとした。
製鉄所内にはまだ民間人約1000人と、負傷兵500人以上がいるとし、食料や水などの深刻な不足が生じているとしている。
20220502 BBC)

国連は

国連のサイトを見ると、5月8日時点でロシア、ウクライナ双方が、製鉄所からすべての民間人が避難したと発表している。
「大きな課題にもかかわらず、国連と赤十字国際委員会(ICRC)が調整したマリウポリ(ドネツク州)とその周辺地域からの3回目の避難作戦は、これまでで最も深刻な結果に直面したアゾフ海の別のウクライナの港湾都市です。戦争状態の5月8日に正常に完了しました。
ウクライナの人道支援調整担当者であるオスナット・ルブラニは、数百人の民間人が避難を望んでいて、アゾフスタリ製鉄所とマリウポリ周辺の地域から170人以上の民間人がザポリージャ(ザポリージャ州南東部)に避難したことを確認しました。
これにより、アゾフスタリから避難した人々の総数は152人になります。
そのうち100人が護送バスで一緒にザポリージャにやって来ました。
さらに、500人以上がマリウポリとその周辺地域から避難しました。 
3回目の避難作戦の開始後、ロシア連邦政府とウクライナ政府は、女性、子供、高齢者を含むすべての民間人がアゾフスタリ製鉄所から避難したと発表しました。
しかし、国連にはこの情報を検証する手段がありません。(The UN, however, does not have the means to verify this information.)
その間、国連は紛争の当事者とさらに協力して、避難したい人々が安全にそして彼らの望む場所への移動を保証することを約束します。」
人道支援調整担当者であるオスナット・ルブラニさんは、国連の最高責任者で、500人以上がマリウポリとその周辺地域から避難したけれど、すべての民間人が避難したのか、確かめられないと言っている。
どうしてなんだろうか。

 

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