CONTAX RTS
今は昔、アメリカ加州に、OLYMPUS OM-1を携えて行った。小型で軽量、これでたくさんスナップを撮った。英語が苦手だったので、写真で感じたことを表現したかった。大学のライブラリーで、地べたに座ってクッションを背に、美術や建築、NATIONAL GEOGRAPHIC誌などを眺めていた。自分の写真と比べると発色が随分と違う。
被写体、構図がどうのというより、きれいな発色の写真が撮りたいと思った。ASAの低いネガフィルムで撮ったり、ポジフィルムを使ったりもした。
それに飽き足らず、サンフランシスコまで行って、OLYMPUSを売って、 CONTAX RTSを手に入れた。きれいな青空が撮れた(その写真が見つからない)2,3日いじっていたら、電磁レリーズが切れなくなり、残念ながら返品した。もっと撮ってみたかった。
わたしの友人たちは、わたしが英語ができないことを知っているので、どうやってこういう交渉をしたり、バイクの修理を依頼したり、下宿先に電話を引いたりしているのか不思議がっていた。物が壊れた時は、指さして It,doesn't work. 電話が引きたい時は、AT&Tに出向いて I need telephone. これでたいがい事足りた。
わたしの友人たちは、わたしが英語ができないことを知っているので、どうやってこういう交渉をしたり、バイクの修理を依頼したり、下宿先に電話を引いたりしているのか不思議がっていた。物が壊れた時は、指さして It,doesn't work. 電話が引きたい時は、AT&Tに出向いて I need telephone. これでたいがい事足りた。
その後も写真は撮っていた。写真を撮りつつ滞在したかったので、写真を専攻できる大学にトランスファーを考え、自分の写真と共にapplication formを送って良い返事がきたけど、あまりに考えなしなので止めた。