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さ・む・い

しつこく暑いと書いてしまったので、カウンターで寒さについて。

20年以上前、冬山登山に行った。仕事が終わってから行くのがよっぽど嫌だったのか、一度目は、行く途中で車(E36)のバッテリーが上がった。困って周りの若者たち、かなりヤンチャな雰囲気だったが、声をかけたらノリでガソリンスタンドまで押してくれた。スタンドでなんとか合うバッテリーを無理くり入れて(+端子のLRは合ったが、底の固定の形状、リップが違っていたか)なんとか集合地点に向かった。無事に登って、下山。たぶん、赤岳。

次は、ちょうど代車に乗っていて、談合坂SAの手前で白煙モクモク、速度も落ちて、トロトロとやっと駐車スペースに入れたら、そのまま事切れて、エンジンもかからなくなった。車屋さんに動かなくなった車をローダーで取りに来てもらった。
サービスエリアにタクシー呼んで、最寄りの駅に行って、そのまま、駅のベンチで夜明かし、冬山装備を持っていたから寒くはなかった。
翌朝、電車で山へ向かった。常念岳だったかな?

皆と合流して、夕方にテントを張れるところに着いて、もう一人、ベテランさんを待った。そのベテランさん、真っ暗な中、何張りもテントがある中、探して辿り着いた。GPSの座標を送って来てもらうなんて時代の前、なんという能力かと思った。

私は、冬山用の暖かい装備をしていて、外は零下20度ぐらいで寒いけど、汗だくになってテントの設営をした。身体は熱いが、外気温が寒い、トイレに出ると尿がそのまま凍るほどなので、汗で濡れた身体はどんどん熱を奪われる。小さなガスストーブで暖をとったけど、全然、暖かくならない。

段々、寒くなってきた。重ね着をしても、身体を震わせていても、手で擦っても暖かくならない。
いよいよ、体温が奪われ、やばい感じ(血圧低下、脳の血流量が低下)がしてきた。
どうしても、体温が上がらない。
その時に気づいた。人はこうして死んでいくのだと実感した。
このまま、体温を奪われ続けたら、死ぬと。

もう、どんどん脱いでいった。
遭難する人って脱ぎ始めて、雪の中、外に出るっていうのを思い出した。
幸いにして、外に出たいとは思わず。
素っ裸になって、タオルで汗を拭き、下着を換え、
温かいものを飲んだら暖かくなった。

冬山で汗をかいたら、脱いで拭いて、温かいものを飲む。
そんなことも分からなかった。
けど、死んでしまうかも体験ができたことは、善かった。

翌朝、水に濡れたタオルを振り回したら、やっぱり棒になった。(笑 ←こども


 

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