私が生まれた土地の神社だ。この雨の日に多くの人がお参りしている。初詣の景色ではなさそうだし、何の日なのだろうか?
皆、晴れ着を着ている感じでもない。季節は晩秋から冬、七五三でもなさそうだ。
ここでセミやトンボをとったり、池で魚釣りをしていた。池や裏山に入ると神主さんに怒られて、正座させられたりしたっけな。
秋祭りの日には屋台がたくさん出て、金魚釣り、射的、焼きそば、たこ焼き、ベッコウ飴、カルメ焼き、あんず飴、吹き矢などが出ていた。小さなころには、恐怖の蛇娘なんていう見世物小屋まででていた。化粧の厚い、とうのたったちょっとエロチックな格好をした娘さんが蛇の皮を剥いて、食べるふりをしていたっけ。さすがに「大イタチ」と客を寄せて、大きな板に赤いペンキだけみたいなものはなかった。
お祭りでは、ここのお神輿をかついで、ところどころで、みかんやなし、お菓子などを頂いた。こどものころの思い出がいっぱい詰まっている。
ここの神社の神様に護らて育った。有難う御座います。