薬疹の原因薬剤はアセトアミノフェン(カロナール)(11%)、アモキシシリン(パセトシン、サワシリン)(9%)、スルファメトキサゾール・トリメトプリム(ST)合剤(バクタ、バクトラミン、ダイフェン)(5%)、ロキソプロフェン(ロキソニン)(5%)、カルバマゼピン(テグレトール)(5%)、アンピシリン(ビクシリン)(4%)、セレコキシブ(セレコックス)(4%)、その他(57%)と、半数近くの薬疹は上位7剤から生じる。
薬疹の分類別に見ると、播種状紅斑丘疹型(MPE 45%)と多形紅斑型(EM 17%)で全体の6割以上を占める。ただし、原因薬剤によって臨床像は異なり、アセトアミノフェンはMPEが60%を超える一方、ロキソプロフェンではEMやアナフィラキシー/蕁麻疹が比較的多いという特徴が見られる。
同僚がカロナールで薬疹があったのも頷けた。広く用いられている鎮痛剤や抗菌剤、馴染みがある薬たちだ。多く処方されているかかな?処方数も加味して統計を出して欲しい。