縁日ではないんだけど、学校の前でおっさんがひよこを売っていたので、50円ぐらいだったか、つい買ってしまった。当然、みな雄だった。ダンボールに電球いれたりした、タオルや新聞を敷いたりして粟、米、もろこしなどを砕いた餌を水でのばして割り箸の先につけてあげたりしていた。
そのひよこ、はじめて見たのが私と認識したようで、よく後について歩いてきた。インプリンティングか? その姿がかわいかった。学校までついてきて、送り返したこともあった。
そのひよこ、いつまでもひよこであるわけもなく、大きくなって、飼いきれなくなってしまい、越生の遠い親戚の農家に引き取られていった。
雄のひよこは鑑別後、殺処分されてしまうようだが、産卵後4日の段階でレーザー光を卵に照射して画像を撮影し、画像処理によって雌雄を判断する方法が開発され、ドイツなどではひよこの殺処分が禁止された。
殺さなくなってよかった。