天文学辞典で「可視光」を見ると、
「波長 0.4-0.8 μm 程度の電磁波の名称。波長によって色が違って見える。人間の目に感じるところからこの名前が付いた。
表面温度が約6000 Kの太陽から放射される電磁波は可視光域の波長約 0.5 μm のところでその強度がピークとなる。
人類はこの太陽からの放射を有効に利用するために、進化の過程でこの波長の電磁波を目で感じるようになったと考えられている。極めて高温度あるいは低温度のものをのぞけば、宇宙にある星の多くはその放射の大部分を可視光域に放っている。」とあった。
「波長 0.4-0.8 μm 程度の電磁波の名称。波長によって色が違って見える。人間の目に感じるところからこの名前が付いた。
表面温度が約6000 Kの太陽から放射される電磁波は可視光域の波長約 0.5 μm のところでその強度がピークとなる。
人類はこの太陽からの放射を有効に利用するために、進化の過程でこの波長の電磁波を目で感じるようになったと考えられている。極めて高温度あるいは低温度のものをのぞけば、宇宙にある星の多くはその放射の大部分を可視光域に放っている。」とあった。
”人類はこの太陽からの放射を有効に利用するために、進化の過程でこの波長の電磁波を目で感じるようになったと考えられている。”
これって、人間原理の話かな?
私もビッグバンから宇宙が始まって、素粒子、四つの力に分かれて、冷えて晴れ上がって、原子が集まって恒星に、核融合して鉄までの元素ができ、
さらに重力で圧し潰されて超新星爆発、中性子星の衝突で鉄以上に重い元素がつくらた…
そして、太陽との程よい距離、ハビタブルゾーンの地球上に生命、人類が発生した。鉄より重いものは、宇宙から隕石なんかで降ってきたのね…みたいな。
時系列では、物質が先にできて、ハビタルブルな星に空気、水ができて、分子からアミノ酸、タンパク質から生命、そして進化へ、みたいなストーリーを学校で教わってきた。
だから、”人類はこの太陽からの放射を有効に利用するために、進化の過程でこの波長の電磁波を目で感じるようになったと考えられている。”
太陽が先にあって、それに適応するように生命が育まれて、進化していったみたいなストーリーになる。
水性、両性、爬虫類、鳥類、哺乳類、類人猿、人類へ、捕食、生殖、生存競争から脳が発展し、五感覚器官、意識が発達し、猿から人へ、人間は思考するようになった。
宇宙開闢から先ず物質、それが複雑化、エントロピーが増大して、生命、意識、心が生まれた…と、そうに違いない! だって時系列的にそうでしょ、と、ず~と考えていた。
どうも、そうではないらしい。
そのヒントを御伺いしたような気がする。(私は早とちりですぐに誤解してしまうけど)
物理定数が最適切な宇宙に、地球に生命、人間が発生して適応していったのではなく、
人間の為に物理定数が最適切な宇宙(10の500乗ある宇宙なら、一つぐらい、いや、一つでないかも)が、地球ができたのだろうなと思うようになった。
自分が見えないもの、感じ得ないものを「無いもの」としていただけだった。
知らないものは無い、まさに無知。
さらに、有ると信じて疑わなないものも、虚妄分別の産物、遍計所執性とされてしまうと…
本当に、地球は、人間は、本当に有るのか?というのは、また、別な課題としても…
う~ん、わからない。