メールニュースのタイトルに目がひかれた。
「ベルソムラ」という薬は、普通は寝付きの悪い人が使うものだ。しかし、最近の研究で、この薬がアルツハイマー病という病気の予防に役立つかもしれないという事がわかった。
アルツハイマー病は、脳の中に「アミロイドβ」や「タウ」という名前のタンパク質が溜まると起こる病気。ベルソムラを寝る前に飲むと、このタンパク質が減ることが確認された。
でも注意が必要。今回の試験はまだ初期の段階で、小規模なものだったから、ベルソムラが本当にアルツハイマー病の予防に効果的かは、まだわからない。
でも、これからの研究には期待できる。スボレキサント(商品名ベルソムラ)と呼ばれる睡眠薬が寝つきを良くするだけでなく、アルツハイマー病の予防にも役立つかもしれない。
医師のコメントを見ると、ベンゾジアゼピンを長期服用している患者さんに「ベルソムラ」へ変更したいとき、アルツハイマーに効くかもというと、薬の変更への抵抗が少なくなるかも?という感じにとらえているようだ。