英国カーディフ大学のJoshua A. Twigg氏らの研究により、入れ歯が肺炎発症の新たなリスクファクターとなる可能性が浮き彫りとなった。この研究では、入れ歯の表面が肺炎の潜在的な原因菌にとっての格好の住処となり、それが肺炎の発症につながる可能性を示した。
高齢者を対象に、肺炎に罹患していない者と肺炎患者を比較した結果、肺炎患者の入れ歯には肺炎の原因菌が大量に存在していた。とりわけ、肺炎患者の入れ歯の細菌の相対存在量は、健康な高齢者の20倍以上であったという。
この結果から、Twigg氏は「入れ歯を適切に洗浄しなければ、疾患の原因となる細菌のコロニーが形成される可能性がある」と警告している。しかし、入れ歯が原因で肺炎が生じたと断言することはできず、入れ歯と肺炎の関連性が示唆されたに過ぎない。
それでも、Twigg氏は「入れ歯の適切な洗浄や定期検診が重要である」と強調している。言うまでもなく、口腔内環境の改善は全身の健康に繋がる。今後も研究が進むことで、口腔ケアの重要性が一段と明らかになることであろう。(Medical-Tribune)
日本では、入院患者さん、介護施設も、口腔内環境はケアされるのが原則だから、家での話しかと。
入れ歯は、毎食後軽くブラシをかけて、夜外したらポチャンと「入れ歯洗浄剤」の中に。
ヌルヌルしている入れ歯なんて、論外!
お湯は変形するからダメ、塩素系漂白剤もダメ(入れ歯も口の中も)にしてしまう。
お湯は変形するからダメ、塩素系漂白剤もダメ(入れ歯も口の中も)にしてしまう。
口の中が赤くなっていたり、部分的に痛くて白くなっていたら歯医者さんに。