防寒のため、窓にぷちぷちくんを貼ろうかなと思って、物置と化しているグルニエ(屋根裏部屋)に上がった。
ロールでプチプチくんがあったと思っていたけど、見つからなかった。その代わりにブラウン管のモニターなんかもあって、処分に困る。
また、紙袋の中にたくさん白黒写真を見つけた。父の若いころの写真だ。見たことがないものだ。祖父母や叔母、叔父、従兄弟の写真もあった。私は、父親似だなと思った。若いころは痩せていて、三〇歳を過ぎると後は太っていった。
父、祖父母や叔母、叔父にもそれぞれの人生があったんだなと思った。
幸せだったのだろうか?
幸せだったのだろうか?
祖母は、信心深かったと聞いているが、私が御教示うけているようなことを耳にすることはなかったのだと思うと、なにか残念だ。
そうではないか、おばあちゃんの信心のおかげで、今の私があるのかもしれない。
皆の分まで、私がしっかりと聞いておこう。
全ての写真を一度は見て、阿頼耶識に入れよう。
ご先祖さま、有難うございます。
おばあちゃん、孫は、幸せだよ。