米テキサス大学MDアンダーソンがんセンターのShubham Pant氏らによる小規模な臨床試験によれば、膵臓がんの90%以上に見られるKRAS遺伝子の変異を有する患者に対して、実験段階の治療ワクチン「ELI-002 2P」が有望である可能性が示された。このワクチンはKRAS変異を有する膵臓がんや他の固形がんを標的にし、再発を予防するために設計されています。試験では、患者に対して最大10回までELI-002 2Pワクチンを投与し、84%の患者で期待されたT細胞反応が確認されたと報告されました。副作用は軽度で、安全性プロファイルは良好であったとされています。第2相臨床試験は2024年後半に開始される予定で、より多くのKRAS変異を標的とすることが計画されています。(メディカルトリビューン)
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膵臓がんは、自覚症状が乏しいままに進行し早期発見しにくいので「サイレントキラー」と呼ばれている。ワクチンで治療、予防ができればいいね。でも、凄くお高いのでしょう。