ブラジル・Hospital da Clínicas FMUSPの研究チームは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の発症および重症化に対する食事パターンの影響を評価するため、雑食とプラントベース食を比較する前向き研究を行いました。研究結果によれば、雑食群に比べてプラントベース食、特にベジタリアン食の摂取がCOVID-19の発症率が有意に低かったと報告されました。
これまでの報告では、欧米と比較して沖縄県やアフリカでのCOVID-19の感染や死亡例が少ないことがあり、これらの地域で共通してプラントベース食が一般的であることが指摘されていました。今回の研究では、雑食とプラントベース食の食事パターンがCOVID-19の予防や発症に与える影響に焦点を当てました。
研究では702人の成人を対象に、雑食群とプラントベース食群に分類し、最低6カ月間の追跡を行いました。プラントベース食群ではベジタリアン群とフレキシタリアン群に分類され、食事パターンとCOVID-19の発症率および重症度の関連性を調査しました。結果として、プラントベース食群、特にベジタリアン群のCOVID-19発症率が有意に低かったと報告されました。ただし、重症度については食事パターンによる有意な差は見られませんでした。
研究チームは今後、食事と免疫に関するさらなる研究が必要であると述べています。これにより、食事が免疫機能に及ぼす影響やCOVID-19の予防における食事の役割について理解を深めることが期待されています。(メディカルトリビューン)
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おお、朗報! やさいを食べて元気に。
この記事を読んだ医師の意見には、ベジタリアンは健康意識が高いからじゃない?普段から病気にならないように気を使っているからでは?というものがあった。
どんな要素が新型コロナに感染しにくくしているのか、解明されたい。