約46億年前から数億年にわたり、地球の表面は高温であり、彗星や小惑星の衝突が激しく、生命が存在する環境ではありませんでした。しかし、約10億年後には生命が誕生し、微生物マット(微生物がマット状にかたまって増殖した状態)の化石が残されるまでになりました。
生命が無生物からどのようにして誕生したかについて、3つの主な理論が提唱されています。
1. 大気から雷によって生まれた理論では、初期の地球の大気が生命にとって適したものであり、化学反応が雷によって促進され、アミノ酸などの生命の構成要素が生成されたと考えられています。
2. 宇宙から地球にもたらされた理論では、彗星や隕石の衝突によって生命の重要な構成要素であるアミノ酸が地球にもたらされた可能性があります。
3. 海の中で誕生した理論では、深海底の熱水噴出孔の周りで生命が誕生したとする仮説もありますが、これには疑問も投げかけられています。
生命の起源に関するこれらの理論には未解決の問題もありますが、地球上の生命はおそらく水の中で誕生し、未知の微生物生命体が共通の祖先である可能性があります。しかし、その詳細なプロセスや生命が何度も誕生と消滅を繰り返した可能性など、多くの点が依然として謎に包まれています。(NATIONAL GEOGRAPHIC)
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このことはすごく興味がある。生命、物質レベルの原理みたいなものを知りたいと昔から思っている。どのようにして、物質、分子、原子から生命が誕生したのか…
しかし、物質を構成する分子、原子、ここまでを実存としても、さらに量子の世界となると、存在というか状態そのものを「有」と云えるのかなと思う。光速を超えた向こうにある量子ペアの状態が同時にシンクロ(頭痛が痛いみたな表現ですが)してしまう。時空を超えた、時間も空間も「無い」世界が物理的に現実となっている。それは釈尊が説かれる「空」の世界のことなのだろうか。