オランダのErasmus School of Health Policy & ManagementのValerie van Hezik-Wester氏らが、重症の難治性てんかん患者に対する「てんかん介助犬」の有効性を検討した研究結果がNeurologyに発表された。この研究では、てんかん介助犬を導入した20例の患者では、28日間の平均発作頻度が減少し、発作フリーデイが増加したと報告された。
難治性てんかん患者には効果的な治療法が限られており、発作の予測不能性が課題とされている。ウェアラブルデバイスなどの技術は開発されているものの、全ての発作を検知できるものはまだない。そのため、てんかん介助犬は発作時の警告や救助を行うコンパニオンとして注目されている。
EPISODE試験では、25人の患者にてんかん介助犬を導入し、その効果を評価した。結果は、介入期間中の発作頻度の減少と発作フリーデイの増加が示された。また、健康関連QOLは改善されたが、発作の重症度には変化が見られなかった。
この研究は、てんかん介助犬が患者の発作頻度やQOLに対して有益であることを示唆しているが、サンプルサイズの小ささや盲検化の難しさなどの限界も指摘されている。しかし、てんかん介助犬の効果を包括的かつ科学的に検証した貴重な研究とされている。(メディカルトリビューン)
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「てんかん介助犬」の存在を知らなかった。
発作頻度が減るのが凄いね。どのような機序なんだろうか。愛の力か。
発作頻度が減るのが凄いね。どのような機序なんだろうか。愛の力か。
だれも傍にいないケースなのか、それとも人よりも犬の方が傍にいると改善されるのか。