江戸の上水道
随分と前に東京都水道歴史館というところに家内と出かけ、江戸当時の水道、上水の歴史を見学してきた。
当時、6つ上水は江戸八百八町、100万人を潤す飲料水の給水システムがあった。
世界に例がない規模と内容だった。大雨の時の増水、濁り水の対応を取水口で行い、
自然傾斜を利用してうまく水を流し、木製の樋の大きさや板で流量を変え、樋を川に渡す水道橋まであった。
上流からの水は桶の下部の方に樋がつながれ、桶の下に泥が溜まり、下流へは桶の上部から傾斜をつけて下流に流していく。水量と水質を見る為に蓋がついた水見枡を使っていた。
それが江戸町内は水道の木管が暗渠化され地下に埋められていた!
水番人は一日置き、異常があれば毎日見回り、塵芥を取り除き水質を保ち、水量調整を行い、報告を上げていた。
今の私が江戸時代に行くことができたら、このようなシステムが組めただろうか?
今の私が江戸時代に行くことができたら、このようなシステムが組めただろうか?
う~ん、きれいに浄水された水を飲みながら考え込んだ。