研究では、食事の際に野菜を摂取する「ベジタブルファースト」が血糖値の上昇を抑制することが報告され、野菜の形状が影響する可能性も示唆された。しかし、野菜を咀嚼して摂取することが糖代謝に及ぼす影響は不明だった。早稲田大学の研究では、キャベツを咀嚼の有無で比較し、キャベツの咀嚼がインスリン分泌を促進すること、そしてその機序としてインクレチンが食後早期に分泌されることが明らかになった。研究では20~29歳の男性を対象に、千切りキャベツと粉砕したキャベツを摂取し、血液検査を行った。その結果、咀嚼条件下ではインスリンとインクレチンの分泌が促進されたが、血糖値には差が見られなかった。研究チームは、試験食がゼリー飲料であったことが血糖値に差が見られなかった理由として挙げている。これにより、野菜をよくかんで食べることが糖代謝に影響を与え、咀嚼の重要性が示された。今後は、食事の摂取量や体重にも影響する可能性があるかどうかを検討していく予定だ。(メディカルトリビューン)
---
---
やっぱり、咬むことは大事なんだなぁ。