Mahidol UniversityのPraewpat Pachimsawat氏らは、健康な大学院生32人を対象に、コーヒーの香りを使ったアロマセラピーが学業ストレスを軽減する効果を調査しました。研究によると、口頭発表後の唾液中のストレスマーカー値がコーヒーアロマを吸引したグループでは有意に低く、脈拍数も低下していました。これはコーヒーの香りが抗不安作用を持つ可能性を示唆しています。研究では、唾液中のαアミラーゼ、コルチゾル、クロモグラニンAなどのストレスマーカーを測定しました。その結果、コーヒーアロマを吸引したグループでは唾液中のαアミラーゼ値の上昇が抑制され、脈拍数も減少していました。しかし、唾液中のコルチゾル値に関しては有意な差は見られませんでした。研究者はこれにより、「コーヒーの香りが不安を和らげる可能性がある」と結論づけましたが、クロモグラニンA値に関してはより検討が必要と付言しています。(メディカルトリビューン)
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コーヒー好きはうんうんと頷くけど、コーヒー嫌いにとってはどうなんだろうか?