子曰、君子無所爭。必也射乎。揖讓而升、下而飮。其爭也君子。
子曰く、君子は爭(あらそ)ふ所無し。必ずや射か。揖讓(いうじゃう)して升(のぼ)り、下りて飮む。其の爭(あらそひ)や君子なり。
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昔、皆とガッツリ身体のコンタクトがあることで、終わったあとで、凄く和気藹々としていていたことを思い出した。無事(でなくとも)に終わりほっとしたことと、目の前の相手と争うのではなく己に克てるかを目的にしていたので、勝った者、負けた者、勝負はさておき、己に克った相手(自分に対してもにも)に敬意と信頼(自信)、絆を育むことができたのだと思った。こういうことも克己復禮の禮か。
今回、弓道の稽古で矢を射ったのだけど、うまくいかない。矢を射る前に矢が落ちるんだわ、これが。弽(ゆかけ)右手も左手、弓もうまく扱えない。
弓は右手で引くものではないらしい。エキスパンダーを引くみたいにすると、力入りすぎと指導員から声がかかる。
次回は、家でも射法八節を反復し、己に克ちて、ちゃんと射したい。