日本では、うつ病を含む気分障害の患者数が170万人以上に上り、深刻な社会問題となっている。早期発見と介入のためにリスク推定法の開発が求められている中、シンバイオシス・ソリューションズの大熊佳奈氏らが、うつ病患者と健常者を対象に腸内細菌叢の解析を行った。研究では、うつ病患者に特異的な腸内細菌叢の異常(dysbiosis)を発見し、腸内細菌叢の組成に基づく高精度のうつ病リスク推定モデルを開発したと報告している。
うつ病と腸内細菌叢の関連を男女別に検討する研究は少ないが、今回の研究では、うつ病患者の腸内細菌叢の構成には男女差があることが確認された。具体的には、うつ病患者の腸内細菌には水素産生菌が減少しており、これが脳内の炎症抑制を困難にしていると考えられている。ROC解析の結果、開発されたリスク推定モデルの精度は男性で0.72、女性で0.70という高い値を示した。このモデルにより、便検体を用いて低侵襲かつ効率的にうつ病患者や高リスク例をスクリーニングし、早期発見・介入が可能になると期待されている。(メディカルトリビューン)
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腸内細菌の研究が進んでいるね。腸活をしっかりしよう。そういえば、以前飲んでいた水素サプリ、お通じが良くなった。高額なので止めてしまったけど。
あと、お腹の調子がよくないときは、ミヤリサン(酪酸菌)を飲んでいた、百草丸の成分も。そういえば、ブルーにならないね。