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“研修医誤診”報道の名古屋第二日赤、「検証結果、謝罪、再発防止の意思正しく伝えたかった」

2024年6月17日、名古屋第二日赤病院で16歳の高校生が急性胃腸炎と誤診され、適切な治療を受けられず死亡した医療過誤について、病院が記者会見を開きました。この報道で「研修医の誤診」に注目が集まり、医療従事者からは「研修医だけが問題ではない」「入院後の対応に問題がある」と批判が出ました。

週刊日経メディカルは「医療事故の公表のあり方」を特集し、病院に対して医療過誤発表の経緯やメディア・医療従事者の反応について質問しました。

7月10日に病院からの回答があり、「事実を正確に伝えること、病院の謝罪、再発防止の意思を伝えることに留意した」と説明されました。また、診療支援体制が不十分だったことを認め、再発防止策に取り組むと述べました。(日経メディカル

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研修病院、指導医あっての研修医なのに、研修医の誤診とは?
「指導医は個々の研修医の技量を考慮して指導し、研修医が実施したことについては指導医が責任を取る」ことになっていない。

ここで研修したい医師はもういないだろうね。

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4時間離床すると嚥下機能を維持できる

離床時間と筋肉量 65歳以上の要介護高齢者90例を対象に離床時間と全身の筋肉量および摂食嚥下機能の関係を検討する横断研究を実施。 その結果、離床は摂食嚥下リハビリテーション(以下、リハビリ)として有効であり、 4時間以上の離床では摂食嚥下機能が保たれ、さらに6時間以上で全身の筋肉量が保たれることが示された。(東京医科歯科大) 最低4時間の離床で嚥下機能維持 飲み込むことと全身の筋力 摂食嚥下機能は、口腔周囲の摂食嚥下関連筋群だけでなく、背筋など体幹の筋肉量や筋力と関連することが知られている。 健常高齢者では、運動により体幹の筋肉や摂食嚥下関連筋群の機能低下を防ぐことが嚥下障害の予防と改善に役立つ。 しかし、日常生活動作(ADL)が低下した高齢者は、摂食嚥下機能を維持するための運動を行うことが困難であり、 看護師やリハビリ・介護職員の介助により身体を動かす機会も限られる。 摂食嚥下リハビリテーション学分野の戸原 玄教授談 「ADLが低下している要介護高齢者に対する摂食嚥下リハビリとして、離床の有効性が示された。 具体的な目標設定としては、離床時間が0~4時間では車椅子上で食事を取ること、4~6時間では食事や生活動作以外の余暇時間も車椅子上で過ごすことなどが挙げられる」と結論。 重力を味方に 口から物を食べることにはたくさんの筋肉が関与する。 身体を起こし、足、胴体で支え、重力に逆らい姿勢保持して体幹(コア)の筋肉を働かせる。 上顎の歯列を水平に保つように頭を立て、指、手、腕を使って食物をつかみ、口まで運ぶ。 顔面の筋肉で食物がこぼれぬように口を、頬をすぼめ、 上下の歯を道具に咀嚼筋(咬筋、側頭筋、顎の動きに関係する翼突筋郡、舌骨上筋群)を使い、下顎は、長楕円形のチューイングサークルを描きながら食物を切断し細かく砕く。 下顎骨は、両端に関節を持つ特殊な構造だ。ただ開閉の蝶板運動をするだけではない。 翼突筋郡に引かれ、顎関節窩内で、関節円盤を伴って前下内方にスライドして動く。 口腔内では、唾液で食物を濡らし、舌を使い塊にする。食塊を舌の背で口の奥に運ぶ、舌筋郡、頬筋などを使う。 喉の奥の口蓋や咽頭の周囲の筋群、食べ物を気管に入れないように甲状舌骨筋が喉頭蓋を閉じ、食道から胃に送る。 食事、嚥下することは動物の生命活動の基本。 実に巧みに多くの筋肉郡が連動して働く。 筋肉運

思いつく動物名の数で転倒リスク予測

岐阜大学大学院消化器内科学分野の研究者らが行った横断研究によれば、肝硬変患者はサルコペニアやフレイル、肝性脳症などの影響により、転倒リスクが高まることが示唆されています。この研究では、肝硬変患者94例を対象に1分間に動物の名前を挙げるアニマルネーミングテスト(ANT)を実施し、その結果と転倒および骨折歴との関連を調査しました。 研究によれば、ANTの成績が低い(中央値11 vs. 18、P<0.001)肝硬変患者は、転倒または転倒による骨折歴がある患者と比較して有意に多く、特にANTが11以下の場合には転倒や骨折のリスクが高まることが示されました。また、女性、KPSスコア(全身状態評価)、およびANTが独立して転倒と関連しており、骨折についてもANTが独立して関連していました。 これにより、ANTは肝硬変患者の転倒および骨折リスクを評価する際に有用であることが示唆され、ANTの利用が肝硬変患者のケアや予防に役立つ可能性があるとされています。( メディカルトリビューン )  --- 豹にトラにライオン、猿にオラウータン、チンパンジー、クジラにシャチに イッカク… 買い物ブギ?ジャングル・ブギ?状態になってきた。

量子コンピューターの実力

4PB(ペタバイト)1バイトの4000兆倍。50量子ビット(Qubit)の量子コンピュータをシミュレーションするために必要なメモリ(記憶装置)の容量だ。理化学研究所のスーパーコンピュータ「富岳」が搭載するメモリ容量に匹敵する。なんか凄そうだけど、ノイズやエラーを排除して実用化するには、100万量子ビット必要らしい。グーグルは2030年には十分な誤り耐性を持った量子デバイスが登場すると予言したそうだ。 現状、IBMは2023年12月に、1121個の物理量子ビットを搭載した超電導方式の量子コンピューター向けプロセッサー「Condor」を発表した。同様に、グーグルも2023年に100個の物理量子ビットを持つ超電導型量子コンピューターの開発に成功した。また、中性原子方式の量子コンピューターを開発する米国のQuEra Computing(キュエラ・コンピューティング)やフランスのPasqal(パスカル)も、数百から1000個の物理量子ビットを達成したと報告している。 100個の量子ビットがあれば、10 30 、300個あれば10 90 という桁数を表現できる。10 90 個は、全宇宙の原子の数よりも多い数字。つまり、たった300個の量子でも、全宇宙の原子の数よりも大きな数字を表現できることになり、これによって驚異的な並列処理が可能になる。 いったいどういう世界が展開していくのか、量子コンピュータが実用化された世界に生きて使いたい。いや、人類は使われてしまうのか?