この時季に、その昔、小学校の低学年の時だったか、映画館に見にいった時の『妖怪百物語』だったか、「おいてけ堀」が怖かった。おいてけ堀で釣った鯉、おいてけ堀から「おいてけ~」と声がかかっているにもかかわらず、釣った鯉を持ち帰り、鯉を女房が料理をすると、何度洗っても手についた血がとれない…
朝、家内と柴と散歩していると、前にぽつんとミニュチュアシュナイザーが大をしている。首輪にリードはつながっている。家内はすぐにそのリードを手にした。飼い主は、25mぐらい先を行く背の高いご老人のよう。
向こうは、犬は呼べば来るみたいな様子だったが、大をしているので、向こうが来るまで、リードを手にしていた。家内が袋をお持ちですかと声をかけると、手には既に入っている袋は持っていた。
犬が大をする時に止まって、飼い主はそのままリードが手から放れて、気が付かなかったようだ。
それにしても、おいてけぼりにしないで、気づいてあげてね。