スウェーデンのルンド大学の研究で、血液検査によってアルツハイマー病(AD)を高い精度で診断できる可能性が示されました。この研究では、血漿中のリン酸化タウ217(p-tau217)の割合とアミロイドβの比率を組み合わせた「APS2」という診断法が使用されました。APS2は、一次医療と二次医療の両方で、ADを診断する際の精度が非常に高く、集団全体で90%に達しました。特に、一次医療の一般医と認知症専門医による従来の診断方法に比べ、APS2を使うことで診断精度が大幅に向上することが確認されました。この研究は2024年7月にJAMA誌で発表されました。(Care Net)
まだ、スクリーニングで使う段階ではないようだけど、有望な手段だ。今はアルツハイマー病を診断するのに、脳脊髄液を採ったり、放射性同位元素を使ってPETで診断したりと、痛そうだったり、高額だったりする。血液検査で済んでしまえはその方がいいな。