この研究は、食事が血糖値や尿酸値に与える影響や、食の嗜好が年齢や性別で異なることに着目し、職場での食事指導があまり行われていない現状を指摘しています。藤田医科大学の飯塚勝美教授らが、日本人成人を対象に、代謝マーカーと食習慣の関係を調査した結果、性別によって食事と代謝マーカーの関連に違いがあることが示されました。男性では肉類の摂取がHbA1cと正の相関を持ち、女性では卵の摂取がnonHDLコレステロールと正の相関を示すなど、性差が見られました。食事指導においては、年齢や性別を考慮する必要があると結論づけています。(メディカルトリビューン)
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性差はある。それを無きが如く扱うことは平等とは思わない。