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興和、ミノムシの糸を繊維素材に プラスチック強度向上

興和(名古屋市)は、ミノムシが吐き出す糸をシート状の繊維素材として製品化し、新ブランド「ミノロン」を立ち上げた。炭素繊維強化プラスチック(CFRP)との組み合わせで、衝撃吸収性や耐久性を向上させた新材料を開発し、スポーツ用品や自動車・航空機部材への応用を目指す。また、生分解性プラスチックとの複合材で環境負荷の低い製品も開発予定。

同社は農研機構と共同でミノムシの人工飼育技術を確立し、年間1000平方メートルのシートを生産。さらなる増産に数百億円を投資予定。興和は繊維事業の経験を活かし、バイオテクノロジーも活用しながら事業拡大を進める。(日経

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バイオテクノロジー、すごいね。炭素繊維で強化ができるイメージがあるが、ミノムシの糸はしなやかになるんだ。お蚕の絹糸ではできなかったのかな?

生分解性プラスチックも期待したい。海にはマイクロプラチックが害を及ぼしている。
マイクロプラスチックは、プラスチックごみが波や紫外線によって砕けて5mm以下の小さな破片になったもの。
プラスチックごみは山に捨てられても、雨に流されて川に入り、最終的に海に流れ込む。
また、歯磨き粉やスクラブ入り洗顔料など身近な製品にもマイクロプラスチックが含まれており、排水処理施設では処理しきれないため海に流れ着く。

マイクロプラスチックは、次のような悪影響を及ぼす。
  • 海洋生物が誤って飲み込み、消化器官が傷つけられたり、栄養失調になる。
  • プランクトンにも取り込まれ、食物連鎖を通じて体内に蓄積されていく。
  • 難燃剤や紫外線吸収剤、内分泌かく乱作用をもつ化学物質(環境ホルモン)などの添加剤が含まれている。
  • 化学物質を吸着しやすい性質があるため、海に流れ出た排水に含まれる農薬や殺虫剤などの有害な化学物質を吸収する。
日本周辺の海域では、対馬暖流と黒潮に乗って東アジア・東南アジアなどから大量のプラスチックごみが流れてくるため、マイクロプラスチックの量も多くなっている。

 

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