米国の治験では、謝礼目当てで精神疾患を装う「プロ患者」が問題視されている。これが治験データの信頼性を損ない、製薬会社に損害を与えている。しかし、精神科医が完璧に装う患者を見抜くことは難しく、むしろ「だまされる医師の方が正しい」とされる現状がある。製薬会社は、主観的な診断を介さずに客観的に判断する手法を模索している。
研究の概要
今回の研究では、双極症I型抑うつエピソードの臨床試験データを用い、「応答潜時」を客観的指標として検証した。応答潜時は「精神運動制止」の症状を反映する指標であり、症状の重症度評価に利用可能とされる。
分析内容
SEP-4199のプラセボ対照ランダム化比較試験データを用い、応答潜時によって「遅延群」と「正常群」に分けて評価。遅延群では薬の効果が有意に確認されたが、正常群では効果が見られなかった。
結果
応答潜時でプラセボ反応者を排除することで、薬の効果の評価精度が向上する可能性が示唆された。
考察
応答潜時を利用すれば善意の治験対象外患者を除外できるが、悪意を持った「プロ患者」には効果がない。最終的な解決には双極症の原因解明や病変を直接描出できる検査法の開発が必要である。(メディカルトリビューン)
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米国にはプロの患者とかいるんだ。「だまされる医師の方が正しい」とされる現状がある。
なんか釈然としないね。
画の女医さん、何科かな?ユニット使うなら耳鼻咽喉科かな?
白衣が左前?って思ったけど、女性用は、左前が多いんだね。