死海のプール
その昔、豊島園 庭の湯に死海の塩水プールがあったころ、好んで浮かんだ。
ここで暫く浮かんでいると、水よりも遙かに浮きやすいので全身の力が抜けて感覚が遮断されてくるような気がしてくる。
もう気分は映画、アルタードステーツの気分。(笑)
映画は見てないが、たしか主人公が自分を被験者にして硫酸マグネシウム(エプソムソルト)溶液を満たした小さなプール(アイソレーション・タンク)で、体性感覚を遮断し、脳に作用する薬を用い、
体細胞の記憶(系統発生:人間も受精時に単細胞→受精→卵割→魚→両生類→ほ乳類の順に胎内で成長していく)の根源に遡る実験をする。
その実験過程で自分(肉体)が進化の過程を逆行し、肉体も変化し、えらいことになってしまう…
ここで暫く浮かんでいると、水よりも遙かに浮きやすいので全身の力が抜けて感覚が遮断されてくるような気がしてくる。
もう気分は映画、アルタードステーツの気分。(笑)
映画は見てないが、たしか主人公が自分を被験者にして硫酸マグネシウム(エプソムソルト)溶液を満たした小さなプール(アイソレーション・タンク)で、体性感覚を遮断し、脳に作用する薬を用い、
体細胞の記憶(系統発生:人間も受精時に単細胞→受精→卵割→魚→両生類→ほ乳類の順に胎内で成長していく)の根源に遡る実験をする。
その実験過程で自分(肉体)が進化の過程を逆行し、肉体も変化し、えらいことになってしまう…
疑似体験
死海のプールで力まず浮かんでいるとそこはかとなくそんな感じがしてくる。気がつくとお魚になった私が…
静寂はどこにあるのか、外にあるのか内なる自分にあるのか。
この感覚を感じているのは、本当に自分なのか、では自分とは何者か…
塩水に浮かび、耳を澄ましていると、結構、濾過器のモーター音が喧しいのです。
この騒音を超えると、そこには静寂が…
もう一歩のところでしょっぱい滴が口に入り、あまりの塩辛さに我に返る。