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ディーゼル潜水艦

ディーゼル艦

前に(維摩会 春秋館に出逢う前の話・續)にエンジン好きと書いた。
エンジンがついた乗り物ならなんでも好きだ。
横須賀に停泊中のディーゼル潜水艦に乗ったことがあった。
職場に元自衛官の方がいて、艦長が昔の仲間だった。
潜水艦のなかを乗組員に案内してもらった。
パイプが血管のように張り巡らされていて、扉できっちり区切られ、
うっすらと、ディーゼル臭がする通路は、人がやっとすれ違えるぐらいに狭かった。
その潜水艦は、艦長だけが個室をもっていた。
曖昧な記憶だが、魚雷の発射管のすぐそばにもベッドはあったと思う。
ここで寝るのかというぐらい二段か三段ベッドのほぼ鼻先の天井は低かった。

酸素魚雷

私の職場の次長が誇らしげに、帝国海軍の魚雷は、世界一の技術だったと。
酸素魚雷は排気の軌跡が少なく、こちらの位置が敵にわかりにくかった。
潜水艦に乗る前は、水雷艇に乗っていたと言っていた。
次長は、次第に耳管が狭くなり、耳抜きができずに耳が痛くなり、潜水艦は断念したそうだ。
ダイバーが耳抜きをするのは知っていたが、
耳抜きができないと潜水艦に乗れないとは、気づかなかった。

海上自衛隊

艦内で何日も日本の海を守るために任務を遂行されている自衛官には頭が下がる。
ひとしきり案内してもらった後、食堂でコーヒーをごちそうになった。
通路、トイレ、寝室などの生活空間が狭かったせいか、食堂は、広く感じた。
食堂で作戦の説明をすることもあるのか、私達が食堂に入ると、
さりげなく、そこのボードにカーテンが引かれた。
さすが自衛隊、外部の者には作戦行動を知らせない。規則はしっかり守られている。
その昔は、潜水艦のベッドは定員数なかった、交代で使ったという。
デッドスペースをなくす意味合いだろうが、任務が交代制なので、人が寝ていたベッドに繰り込む、ホットベッドだ。

自分のもの

自分の物をもつとは、どういうことだろうか。
自分と他人に「~の物」という区別をつける。
自他の別があれば、人数分の物が必要だか、それは本当に必要なものなのか。
物が溢れて、空間や整理整頓がより必要になり、そこに労力がとられる。合理的ではない。
自分の物ということにこだわり、執着が生じると思う。
そこに障碍の因が生まれることにもなると思う。
昨今のコロナ感染事情では、他人と体液が触れたままの物を共有することは、感染予防の観点でしない。清潔、不潔を意識して、物理的にきっちり区別する。過ぎていてはならぬが、それも合理と思う。もっとも、コロナ下でなくとも、口をつけるものはしっかり洗う。
区別をつけながらも、志を見据えて、しっかりと心を通いあわせ、同じ方向に動く。
そう促されているような気がした。

清々しい自衛官

それにしても自衛官の行動はキビキビとしていて、気持ちよかった。
自分の行動に迷いがないからかもしれない。

 

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