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維摩会 春秋館に出逢う前の話・陸

学生時代、周囲は、いろいろと個性派もいて一緒に良く遊んだ。

卒業までに学生の内1/3は、1年は留年するので、互助会のようなものがあった。
当時、勉強ができる者が、困っている者の家に教えに行くことは普通に行われていた。気に入っていたからとか、好みだからとかではなく、成績が芳しくなかった女子の部屋に勉強を教えに行った時、トイレを詰まらせ、そのまま居着いて結婚してしまった男がいた。
この男、一緒に、女子学生に、「山姥」、「砂かけ」、化粧が濃いから「ぬりかべ」とか、今ならたいへんなことになりそうなあだ名をつけ、燥いでいたのに、その妖怪と呼んでいた娘と結婚した。
まじめな男だったが、彼女の部屋のトイレを詰まらせて、恥ずかしい姿を晒して、吹っ切れたらしい…
なにを吹っ切ったのか、しらんけど、一緒にいるうちに情がわいたと言っていた。
周囲の者たちは、眼をさませ~、同情と情は、違うものだぞ~、ホントにいいのか~、とからかっていた。もちろん、今もおしどり夫婦。

別の男は、卒後、友人が借金をして悩んでいたので、相談した時、
借金が返せない? 返そうと思うからいけない。待ってくれと言うしかない。
全く返せなくなったら、貸したあんたも困るだろうから、だから待ってくれと。
人生観が違っていて、目から鱗だった。

周りに愉快な仲間がいたが、
人生観、自分の内面、精神世界の話しをする友人は限られた。
当時、私が痩せこけていて(本当にやせていたので、何度でも書く)狭量だったからかもしれない。
精神世界の話をよくしたのは、ちょっと変わった女学生だった。
見た目(かわいかった方と思います)と中身が大違いで
普段はニコニコとそれなりに愛想もいい方だったが、
いったん事が起こると、「ちょっとあんた、脳味噌腐っているんじゃないの」とぐさりと言い放つ、(わたしは言われていない)かなりの過激派だ。
なぜか教授たちにはかわいがれていて、臆さずによく話しをしていた。
彼女から、このような御縁がつながることになるとは、想像できないことだった。
この人がいたからこそ、いろいろな事に気づかされるきっかけになった。
友であり、恩人だ。

私の友人はユニークだった。
「そんなことしていると悪い女に頭からバリバリと食べられちゃうよ」と言った。
悪い女から頭からバリバリとだって、見てもいないくせに…
実は、頭からバリバリといかれる寸前だった。脳みそ、少し食われたのかも。
その後、襟を正し事なきを得た。
そんなこんなもあって、彼女に言動に「何かある」と踏んでいた。
ここで「ふ~ん」とやり過ごしていたら、 出逢いはなかったと思う。

 

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