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維摩会 春秋館に出逢う前の話・伍

チベットのモーツァルト

今は昔の話だけど、その昔、意識変容体験があって、チベット密教の神秘体験についても、チャネリングについてもそんなものは錯覚だ、幻覚という病的状態だと決めつけるのではなく、興味深く眺めていた。
そんなこともあるかもしれないなあと。--やっぱり好きなんじゃないか--
「チベットのモーツァルト」は、私小説として読んだ。
中沢新一は、もてはやされてオウムの提灯持ちをしていたのではないか?
私は汚らしいのが苦手だから近寄らなかったが、選挙のときには、しょしょしょしょしょしょしょ~と口ずさんでしまった。(入れませんでしたよ、もちろん)
中沢新一は、あれを真に受けるなんてと浅田彰との対談で舌を出していた。
誠意のかけらもないと思った。

観測すること

宇宙論にしても、量子力学にしても、数学的にというより感覚的に捉えていた。
表在意識で共通認識されていることだけが、事実とは限らない。
現実感なんて、アッシド(化学物質)や脳内物質の代謝が変わることで
簡単にひっくり返るようなことだろう。
観測することで量子に影響を与え変化させてしまう。
暗号を取り出そうとすると変質してしまう、解読不能な量子暗号の基本原理だ。
リジッドに実在すると思い込んでいる情報が観測によってひっくり返るなんてことがあるかもしれない。
現実、実在なんてかなり危うい。

カプラ

パラダイムシフトにより、物理学者が物質と精神を極めた先に
宗教家が手を広げて待っている。(F.カプラだったよね)
ありえるんじゃないかと思っていた。
精神の構造や魂魄は、曖昧さを一切排して物理学者に解明してもらいたいと思った。

こころの扉

そこかしこにいる現実の宗教家をかなり胡散臭く思っていた。
それらに興味はあったが、安定しつつある日常と
引き換えにわが身を以ってその世界にヘックと飛び込む気はなかった。
何が飛び出てくるかわからない潜在意識を覗くことに恐怖心があった。
不用意に心をいじくることで開けてはいけない、閉じてはいけない扉をも開いてしまう…
既に器質的ではなさそうな身体反応というサインで厭な目にもあっていたから、
そんなことにのめり込んだら平穏な社会生活はできなくなると考えていた。

未熟で自己中

自己指南性の未成熟な中高生の時のように、
療法、行法を通して自己(表在・潜在意識)と向き合えば、
何か分るかもしれないという興味本位や
一か八かで心の問題を解決させたいなんて、もう考えていなかった。
仕事に就き、社会的位置が定まると心もいくらか安定してきたので、
現実の仕事や趣味で忙殺してしまった方が穏便だろうとしていた。
精神世界のことは、鼻をつまんでしゃがんでやり過ごそうと。
当時の私は、自分のことだけで精一杯で
社会人としてどう社会と関わっていこうかとか、
日本をどのような国にしたいかなんて考えてもいなかった。
自分がいかにこの身近な世界とうまく関わっていくのか、評価されるのか、
それ以外に興味はなかった。
ここがひっくり返ることはないと思っていた。
出逢う前までは…

 

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