家内が「くろだこうせん」って知っていると聞いてきた。黒田鉱泉?どこの温泉?鉱泉?と聞き返した。 そうじゃなくて、黒田光線。光線治療器とのことだった。家内が腰を痛めていて、それを知った年上の友人が貸してくれた。その方とは同じスポーツクラブで一緒だったので、私も知っている方だった。 けっこう重いので私が車で運んだ。見た目は、ロシアの人工衛星の中にでもありそうな、昭和の理科室の実験器具のような感じだった。そこのお宅には、他にも健康器具があって、家内がそれを使わせてもらっていた。私は、この黒田光線を腱鞘炎気味の右手の親指にあてて、高周波治療器?に痛かった左足をあててみた。 けっこういい感じかも。右手の親指は内側に折り曲げて、指先へ向かって伸びるように手首を曲げると痛んだが、改善された感じだった。足の痛みもなくなった。 光線治療器の光源は、炭素のアーク灯。二本のカーボンの棒の間に電気が流れると光輝く。けっこう眩しい。直接見てはいけないようだ。カーボンの間を開け閉めしながら光量を調節する感じ。 家内の腰痛が改善して欲しい。ついでに柴の散歩に行きたがらない不調も。